赤い影法師✧Kagebousi✧

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【2025/06/07 12:47 】 |

・南国群狼伝　続・赤い影法師　柴田錬三郎　新潮文庫　　　　　　　　　　　★★★★☆

名作『赤い影法師』の寛永御前試合から三年。大名の正室、

姫君が次々と犯されていく。標的とされたのは、徳川に寝返

った豊臣恩顧の大名たちであった。卓越した秘術を身に付

けた冷徹無比の忍者”影”が再び動き始めた…。島原の乱

を大胆な解釈で描いて、忍者の孤独な陰影をとらえた傑作。

・天皇家の忍者　南原幹雄　角川文庫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★★☆☆

徳川２代将軍秀忠の世、洛北に隠れ住む静原冠者と八瀬

童子の間で、天皇家に仕える忍びの地位を廻り暗闘が始

まった。洛中では御所を江戸へ移そうする幕府に朝廷が

必至の抵抗を試みる。四つ巴の熾烈な抗争の行方はいか

に。

・蝶の戦記　　上下　池波正太郎　文集文庫　　　　　　　　　　　　　　　　　★★★★☆

白い肌を男に許しつつも、忍びの道と技に身を賭してゆく

於蝶。上杉謙信の為、命を燃やす女忍びを主人公に、戦

国の厳しさを描く。魅惑の女忍者、於蝶の活躍。

・忍びの旗　池波正太郎　新潮文庫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★★★☆

戦乱の渦がいやおうなく忍びの世界をも巻き込んだ豊臣

秀

吉の治世-甲賀忍者上田源五郎は、亡き父の敵とは知

らずその娘を愛した。組織の非情の掟に叛き、執拗な追

跡をうけつつも、人間の熱い血と忍者の残酷な使命とを、

見事に溶け合わせて生き抜いた男の流転の生涯。

・忍びの女　上下　池波正太郎　講談社文庫　　　　　　　　　　　　　　　　★★★★☆

関ヶ原と２度の大阪攻めで豊臣家は根絶、徳川の天下とな

って戦場を駆ける武士たちの世は終わった。正則は幕府

の謀略にかかり、老残の身を信濃に閉塞、忽然と現れた小

たまの腕の中で、悔恨を胸に淋しく息絶える。豪勇福島正

則の奮激と、彼を愛で戦国の世を疾駆した天性の女忍者

の活躍を描く。

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